ミクの日
だったそうなので特に思い入れのあるミク曲を載せるだけの記事です(中学生)
聴いてた時期的に全部2007〜2008あたりの初期の作品。
・虹と花滴 / yakohne
高1のときにニコニコ動画が始まって観始めたくらいのタイミングで目に留まり、ボーカロイドというものを初めて知ることになった。明らかに人間の声ではないのに歌が完成していることに素直に驚き、ここからボーカロイド曲を漁るようになった。
メロディも曲名も思い出せず存在だけを覚えてたけど、今さっき当時使ってたiPodを引っ張り出して無理矢理思い出した。11/8拍子のフレーズが良い。
おそらく知名度はゼロに等しいので、ミクの日でこの曲を取り上げる人はおそらく俺だけだろう。
・EX-GIRL / くちばしP
たまに観てた酷道走破系の投稿者が動画BGMによく使ってたのでそのうち気に入った曲。
ひねくれた歌詞センス×キュートな音使いの電子ポップというくちばしPの作風はここから好きになったし、あとで自分で作ることになるかわいい系の作風も遡ると原点はここだと思う。
くちばしPは行方不明になってしまった。いつか新曲を待ってます。
・Dependence Intension / Treow
これをニコ動のランキングから見つけて初めて聴いたときの雷に打たれたような衝撃は忘れられない。ボーカロイドのための電子音楽という側面から評価してこれを超えるものは15年近く経った今でも出会ったことがないし、おそらく今後も現れない。圧倒的に1位。姉妹曲のChaining Intentionも大好き。
・boku-boku / AVTechNO!
独白のような文章をひたすら16分の早口で歌わせる曲。メロディに詞を充てがうのではなく、詞にメロディを追従させているので独特の譜割りが形成されており耳が心地良い。ボーカロイドの活用としてはDependence〜に並んでトップクラスに気に入っている。
作曲のAVTechNO!氏は当時ほぼ毎日新曲を投稿していて創作のバイタリティが凄まじい人だった。全曲前衛的なデジタル系でかなりツボってた。
・サボテンと蜃気楼 / ノッツ(若干P名義)
楽曲構成が天才的。大方ボーカロイドとアコースティックの組み合わせは絶望的にマッチせずセンスないと感じることが多いが、この人は作り方が上手すぎるのでむしろ良い方向に昇華されてる。
明確に人の死を取り扱う創作物は陳腐で好かないのだが、秀逸なメロディと怒涛の展開、突き刺すような歌詞、手描きMVのクロスオーバーにより生み出された未曾有の破壊力の前に、高校生の俺は逆張りすることも叶わずパソコンの前でゲロ泣きしたのである。
なおノッツ氏はいつの間にか漫画家になり音楽活動はかなり減ったが、漫画作品でも心を抉るような作風を得意としている。絵も好き。